小学校教員向け研修実施(2025.7.11(金))

筑波大学は、7月11日(金)に、つくば市総合教育研究所において、つくば市内の小学校で「つくばスタイル科」を担当している教員を対象として、アントレプレナーシップ教育をテーマとした研修を実施しました。本研修はつくば市教育委員会と連携して実施するもので、今回で3年連続3回目の実施となります。
本研修は、実際のアントレプレナーシップ教育の導入部分を体験することを通して、学校教育の場にアントレプレナーシップ教育を浸透させることを目的としており、研修の初めには、筑波大学 五十嵐浩也特命教授から「いかに自分のチカラで生きていくのか、という意識を育むために、小学生にもアントレプレナーシップ教育を広げたい」と挨拶がありました。
講師の吉川佳佑氏(株式会社ガイアックス)からは、実際に存在する商品・サービスが「誰の、どんな声から生まれたのか」というクイズから始まり、授業に導入するに当たっての課題設定の仕方や、「いい困りごとの条件」の選び方(課題設定)等について、演習やグループでの意見交換を交えながら説明され、後半には、アントレ教育の魅力や、実際の児童生徒の反応について、これまでの多くの事例を踏まえた講演がありました。
参加した32名の教員の事後アンケートからは、「身近な生活からの困りごとを課題にするというのは、アントレプレナーシップだけでなく、探求学習においても大切なことなので、ぜひ大切にしていきたい。」「キャリア教育の一環として行うのは面白そうだと思った。今日行った導入のクイズや日常の困り事から考える経験だけでもやってみたい。」「身の回りの困りごとから、課題を見つけていくステップは、自分事の問いと出合う、いい体験になると思います。意欲も持続しそうです。」などの声が寄せられました。


